インバータ照明器具でLEDナツメ球を点灯させる改造

カウンター

2年前にインバータの照明器具を買い替えたところ、今まで灯っていたLEDナツメ球が不点灯になりました。

 

まぁ、不点灯になったのは仕方ないのですが、それまで2〜3年もっていたナツメ球の寿命が長くて半年、短いと1〜2ヶ月と、ナント年間で3〜4個消費するようになりました。

まぁ、通常の5Wナツメ球は比較的に2個100円と安値で買えるから金銭的にはいいのですが、問題なのは寝室で使用している2.5Wもしくは3Wの比較的に高いナツメ球です。

これは寝るときに眩しくないようにワット数を下げたのを使用しているのですが、このナツメ球が1個当たり147〜168円と、5Wナツメ球の3倍近い値段がするのです。

それに金銭的なことだけではありません。

我が家は2ヵ所でナツメ球を点けて寝ているため、その球切れによる交換頻度が半端ではないのです。

照明器具が天井ですから、その都度椅子などの脚立を持ってきてシェードを外し、切れた電球を交換し、外したシェードを取り付け、椅子などの脚立をしまう…。

これを毎月のようにやっていると、さすがにうんざりしますし、ナツメ球に投資する金額も、買いに行く手間も、ストックしておく場所も大変で泣きたくなります。(汗)
 

そこで、写真のようにナツメ球の電源供給をインバータ回路から切り離し、直接引っ掛けシーリングからの商用電源を取るように改造しました。

 

本来なら車関係で使われているAMPの分岐コネクターを使った方が綺麗に仕上がるのですが、シェード内で見える部分ではないことから、差込コネクターにも頼らず、被服を剥いて交わる導線を絡め
半田付けをして、ビニールテープで巻くだけのエコ仕上げにしました。

それで使ったステッチがダルマスイッチ。
計画当初は手元スイッチにしようとしたのですが、ダルマスイッチだと写真のようにナツメ球消し忘れでもスイッチの状態が棒の状態で一目瞭然なので、懐かしさもありダルマスイッチを選択しました。

 黒の突起(点灯)  白の突起(点灯)

ただ、この改造の欠点は上の写真右のように、蛍光灯が点いていても(調光状態であるが)、ナツメ球の点灯(消し忘れ)に気付かないことです。
調光状態でも気付かないので、全灯の場合は尚更のこと明るくて気付かずに電気代が余計に掛かることにもなりかねません。

また、蛍光灯器具を消灯させても蛍光灯器具の待機電力が発生しているので、カタログ値では1Wがナツメ球の消費電力に加算されるということです。
更に蛍光灯を点けたままで、ナツメ球を消し忘れていると、ナツメ球の電気代が余計に発生するので、ずぼらな方には向きません。

私のようにLEDナツメ球を点灯させたいとか、ナツメ球の球切れが早くて困っている方向けであることを承知して下さい。
 
 

一晩、LEDナツメ球を使ってみましたが、なかなかいいです。

ただ、当初より予測していた通り、従来の常夜灯にしてからダルマスイッチを押す(ONにする)、またダルマスイッチを押して(OFFにする)から壁スイッチを切るというのは、意外と面倒です。

いや、これは習慣として慣れるものかもしれませんが、こんな面倒なことには慣れたくないということで、新たなチャレンジをしてみました。
 

それは、以前に100円ショップで購入したセンサーライトの導入により、従来のリモコン操作だけでナツメ球を商用電源で点灯させようという試みです。

  

この単純なセンサーライトの基板を商用電源に直結します。
もともと100Vで動作するものですし、出力も5Wのナツメ球を使用するので、なんら問題はなく使えます。
(今回はダイニングの部屋に取り付けたので保安用として5Wの明るさが必要であり、LED電球では5W相当の明るさを出す口金E12は適価では存在しません)

  

このままではcdsセルがナツメ球の点灯でも反応してしまうので、黒いゴムの筒で囲います。
2枚目の写真のように蛍光灯が不点灯の場合にはナツメ球が点き、3枚目の写真のように蛍光灯が点いている場合はナツメ球が消えます。

cdsセルをシェード外に設置したり、取り付け位置を変更すると、夏場などは外が明るくなると自然にナツメ球が消灯するといった使い方もできますね。
但し、センサーライトも0.5W程度の待機電力が掛かっていると思いますので、トータル的に節約効果は望めないと思います。

また、基板に取り付けられた抵抗などの影響で本来の5Wの明るさにはならず、明るさを求められる方には不向きです。
しかも低ワットのLEDナツメ球はフリッカー状態で、正常に点灯しませんのでご注意下さい。

※引っ掛けシーリング側から分岐すると、蛍光灯器具を取り付けるのが大変になるなので、蛍光灯器具側の配線から分岐することをお勧めします。